当会の目的

『御前山と那珂川を活性化する会』は、道の駅「かつら」を拠点とし、御前山地域および那珂川の自然環境の有効活用を目的に2023年4月に発足しました。
 2023年9月には当会が提案していた、ホタルを城里町の「町の虫」に制定することが町議会を通り、決定しました。その内容は茨城新聞の一面にも載りました。以前から行っていたホタルの鑑賞会などの活動が実を結んだと言えます。今後は町の虫・ホタルで地域の知名度を上げ、保護活動に勤しんでいきます。
 現在は道の駅かつらからハイキングができる登山道「ロマンチック アルプス」の整備に向け一歩ずつ計画を進めています。その一環として登山道途中にある「長寿夫婦桜(ちょうじゅめおとさくら)」を城里町の天然記念物にしていただくための活動を行っています。
 当会の合言葉「故郷の3カエル 振り返る→見違える→蘇る」をモットーに地域を盛り上げる活動を行っていきます。  

会長挨拶

  • 安藤 栄一

    ところよし 名のめでたきや 御前山 尊き峰の 奥を知りたし (豊伸)



    御前山と水戸黄門

    近隣ではハイキングコースの整備や自然を活用したイベントが盛んに行われています。


    その状況を傍観しているには忍びない思いです。御前山地区には赤沢富士(275m)・住谷山(302m)などの連山【ロマンチック・アルプス】があり、古くは湊の入港の目印になっていました。

    御前山には 孝謙天皇伝説があります。光圀公隠居所の候補地でもありました。また関東の嵐山と呼ばれ、日本の紅葉百選や県立自然公園の一つでもある地域です。


    故郷の三カエル

    現在、道の駅「かつら」のリニューアル計画や、那珂川大橋の架け替え計画がすすんでいます。これを機に山と川の自然遺産を活用した地域の活性化を図りたいと有志を募り、令和5年4月に発足し 7月に総会を開催して桂地区の44名の有志で『御前山と那珂川を活性化する会』を結成しました。「地域を見直し【振り返る】→地域の遺産を再発見し【見違える】→地域を再生しよう【蘇る】」の三カエルを合言葉に活動を開始しました。


    「町の天然記念物」へ

    道の駅「かつら」から物産センター「山桜」まで、安心・安全を第一にしたロングトレイルコースの整備を目指し、とりあえず白山(213m)を経由して赤沢富士への登山道の整備から始めました。

    登山道途中に「長寿夫婦桜」という名の推定樹齢300年の山桜の大木が、近くには胸高4mの桐の大木があり 町の天然記念物に申請中です。


    ホタルを町の虫に

    また夏には桂川流域にゲンジホタルが飛び交い幽玄の世界を演出しています。石塚地区・七会地区のホタル関係団体とともに「ホタルを町の虫」に申請しました。


    行政への要望

    有志のほとんどは前期高齢者です。それ故持っている知識・技術を結集し知恵を絞って老人パワーを発揮しています。しかしそれには限度や限界があります。行政と協力し依頼しなければならないところが多々あります。一例として那珂川の活性化の一つに「堤防を自転車道に整備し、河口までつなぎたい」との希望を持っています。それには国交省の計画に依存しなければなりません。登山道を整備するには、林野庁や県立自然公園担当との協議が必要です。是非町から構想を示して国や県の機関と調整してほしいものです。


    そして これから

    『御前山と那珂川を活性する会』の趣旨に賛同する方が大勢います。地域には高齢化や少子化・過疎化など課題はたくさんあります。それらの解決の一助になれば幸いと思っています。賛同だけでも結構です。一人より百人の力です。力を貸してください。そして、「人が人らしく生きる」ことができる地域をつくりましょう。


    令和5年9月
    『御前山と那珂川を活性化する会』会長
    安藤 栄一

当会の活動履歴